今回は、転職をする上で転職エージェントをどのように活用するのかをお伝えしようと思います。
当サイトにお越しのみなさんへ
日々、「人の心に寄り添う医療」を届けていただきありがとうございます。
私の考えや経験がみなさんの一助になれれば幸いです。
いざ、転職しようとすると…「いつ、誰に、どのように」相談すれば良いか分かりませんよね?
● いつから動き出せば良いのだろう? 早過ぎ…?間に合う…?
● 誰に相談すれば良いのだろう? なるべく周囲にバレたくない。。。
● どうやって相談すれば、自分とマッチした病院があるのか?
などなど…悩みは尽きないと思います。
働きながら…すべてを自力で対応する、スケジュールを組むのは不可能です。
可能かもしれませんが、多大なる身体的、精神的労力を使うこととなります。
今回は転職エージェントを活用し、いろいろな病院の情報や条件を集める方法をお伝えしたいと思います。
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転職活動のタイムスケジュール
転職先の就業開始時期(新入職)から逆算して計画を立てます。
① 転職先の就業開始時期(新入職)を「新年度の4月」に設定しました。
その当時勤務していた医療機関の契約期間が、新年度の3月であったことも関係していますが…
多くの医療機関が「新年度の4月」を就業開始時期(新入職)として考えているので、需要が多くなります。
② 退職届(転職希望)を「9月」に設定しました。
円滑な医局人事や外来患者さんの引き継ぎなどを考慮して、半年前の9月には転職希望を提出するつもりでした。
私の前職場は、私が残り半年間で退職するにも関わらず、「なるべく吸収できるように教えよう」と接してくだ
さったので、非常に幸せでした。
③ 転職活動開始を「5月」に設定しました。
実際に転職開始から転職先が決定するまでに最低3カ月は時間がかかると見込んでいました。また、心疾患は比較的春から夏にかけては業務が緩和されているので、5月頃から転職活動を開始しました。
もっと前から有益な求人情報を収集しても良いと思いますが…1月から3月の求人の場合は、翌年4月入職を希望している医療機関は少ないと思うので、注意が必要です。
自分と求人案件との条件をすり合わせる
① 自分の条件を「正直に」伝える
格好をつけずに、まず希望を伝えることが大事です。
● 年収(基本給+○○手当てなど…)
● 役職(部長、医長など)
● 労働条件(土日も含めた勤務時間、当直/オンコールの有無・回数、夏季休暇や有給休暇の日数、医師賠償保険など)
労働条件については実際と乖離が必ずないかを必ず聞いた方が良いです!
● 通勤時間(徒歩/電車/車通勤○分圏内)
● 仕事内容(各症例数/術者数、外来日数、外勤先の有無、救急当番の頻度や救急疾患の種類など)
② 自分の条件に優先順位を考える
例えば、
● 通勤時間は1時間以上だが、当直は少なく、年収は比較的高い
● 役職も前職以上であり、勤務時間は短いが、外来中心の診療で手技が少ない
など、すべて自分の思い通りになる求人案件はほぼありません。
ここが最も難しい部分だと思いますが、大きな決断になるのでゆっくり時間をかけて考えてください。
転職エージェントの担当者を見分ける
① 仕事が正確で早く、+αの提案をしていただける
優秀な担当者は、レスポンスが早いです。必ず進捗状況を報告してくれます。
私の担当であったTさんは、「○○のような案件を○○までに調べます」と対応していただきました。案件調査の途中経過で必要な情報があれば、適宜質問がありました。また、「この条件を緩くすれば、こういうメリットのある案件もあります」といった柔軟な対応も迅速にしていただきました。求人の幅が広がらないと、十分な比較が出来ないですし、実際の求人案件あると、よりリアルに考えることができるので非常に助かります。
② 強引な対応やゴリ押しはない
悪徳商法のようなしつこい電話やメールはありません。
担当者も営業マンとして日々「ノルマ」があります。正直、熱意というよりは焦燥感が伝わってくる担当者もいます。
上記のTさんに関して言えば…私は一度1月頃に病院を探していただいたことがあります。しかし、仕事とのタイミングが合わず、一旦情報収集を止めました。そのようにお伝えして以降、Tさんより「また、お手伝いできることがありましたら、是非力にならせて下さい!」という潔く温かいお言葉をいただきました。その後、一切連絡はありませんでした。
その瞬間に次の機会にはTさんに再度依頼しよう、と思いました。
まとめ
多大なる身体的、精神的労力を使うこととなるので、
すべてを自力で対応する、スケジュールを組むのは不可能です。
是非転職エージェントを活用しましょう!
転職エージェントを活用する上で注意すべきことは、
みなさんが良い転職ができることを心から祈っております。